ちいさな珍珍のおおきな欲望 2006年11月30日

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寒さと陰毛と人恋しさと

夜の連続ﾌﾞﾛｸﾞ小説　　『ケンさん』

【第2話】

新しくｵｰﾌﾟﾝしたﾒｲﾄﾞ喫茶は　隣町にあった。
ケンにとっては　ﾒｲﾄﾞ喫茶は初の体験。まさに期待と不安が
入り混じってる。
気の小さいケンは　誰かに付き合ってもらう事も考えたのだが、
結局一人で行くことにした。･････ケンは自分で自分を褒めた。

その日　仕事は定時で終わり、さっそうとケンは隣町へと向かう。
街はすっかりｸﾘｽﾏｽ仕様。そぅ、もう12月なのだ。
仕事で火照っていたケンの体は　すっかり冷え切った。
こんなときは無性に人肌が恋しくなる。

ケンのｵﾁﾝﾁﾝも　もちろん冷え切っていた。
ケンは仮性包茎。
ｵﾁﾝﾁﾝは寒さのあまり縮こまり、すっかり先っちょまで　戻りきった皮に違和感を覚えていた。
なにか　とても嫌な感覚だ。
そして　その皮は戻る際に廻りの毛も巻き込んでいた。

ケンは微妙に痛かった。
糸でゆで卵を切るように　引っ張られた毛で皮が切れるような
恐怖感すら覚えた。
あわてて公衆ﾄｲﾚに飛び込んだケンは　廻りに人が居ない事を
確認すると　おもむろにｵﾁﾝﾁﾝを出し皮を剥いた。巻き込んだ毛も丁寧に取り払った。

ケンは痛みから解放された。
そして、思った。
「面倒だなぁ～。剃ろうかなぁ。ﾊﾟｲﾊﾟﾝにするかなぁー。」
毛の無い自分の股間を想像したケンは　軽く興奮した。
そしてケンのｵﾁﾝﾁﾝも呼応するかのように　軽く膨らんだ。

ﾒｲﾄﾞ喫茶は　すぐ側だった。

･･････続く

【2006/11/30 19:59】 | 夜の連続ﾌﾞﾛｸﾞ小説☆ | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)